ぽっけの技術ブログ

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【初心者向け】 Windows起動時にいつものファイル・アプリ・Webページを開く方法

毎日ブラウザでGメールを開いて、いつも使うフォルダを開いて、今月のメモを開いて……というのが面倒だったので色々試してみました。
自分が調べた中で、一番わかりやすくて簡単だと思った方法を紹介しています。

環境
OS:Windows 10
使用ブラウザ:Google ChromeMicrosoft Edge

結論

  • ファイル・フォルダ・アプリ・ブラウザを自動起動するには、「スタートアップ」フォルダにショートカットを置きます。
  • 自動で開いてほしいWebページは、ブラウザの機能で設定します。

手順

1. スタートアップフォルダにショートカットを置く。

Windowsではスタートアップフォルダに置かれたショートカットが、起動時に自動的に実行されます。

  1. Windowsキーを押しながらRキーを押すと、ファイル名を指定して実行という小ウィンドウが開きます。

  2. shell:startupと入力してOK。

    するとスタートアップフォルダが開きます。

  3. 自動起動したいアプリのショートカットを置きます。

ファイル・フォルダの場合
例えばメモなどのTXTファイルを開きたければ、そのファイルを右クリックしてショートカットの作成をクリックすると、その場にショートカットができます。
これを先ほどのスタートアップフォルダに移動させればOKです。

アプリ・Webブラウザの場合
アプリの実行ファイル(EXEファイル)に対して同じく右クリックからショートカットの作成でショートカットを作成し、スタートアップフォルダに移動させます。
特にブラウザの場合、いつの間にかデスクトップにショートカットがある場合が多いので、これをコピー&ペーストでスタートアップフォルダに入れるだけです。
ない場合は画面右下のWindowsマークをクリックしたあと、ChromeやEdgeなどを入力して出てきたアプリを右クリック > ファイルの場所を開くでショートカットのある場所を開けるので、これをコピー&ペーストすればOKです。

以上で設定は完了です。
あとはPCを再起動すればファイル・アプリ・ブラウザが自動で開いてくれます。

2. いつものWebページを開くよう設定する。

例えばGメールや特定のWebページなどをPC起動時に開きたい場合、以下のいずれかの手順で設定できます。
いくつかありますが、基本的にはブラウザの機能を利用する方法1.、2.が簡単でおすすめです。

方法1. タブのピン留めをする(おすすめ)

タブを右クリックするとChromeの場合は固定、Edgeの場合はタブのピン留めという項目があるので、これをクリックします。
すると左端に小さなタブとして固定され、ブラウザを開きなおしてもPCを再起動しても消えることがなくなります。
(解除は同じくタブの右クリックから行えます。)
<Chromeのタブ固定>

<Edgeのタブのピン留め>

あとは1.で紹介した方法でPC起動時にブラウザを起動するだけです。
他にも色々な方法がありますが、この方法が一番簡単でおすすめです。

方法2. ページをアプリケーション化する(おすすめ その2)

Chrome

ページを開き、右上の「」からその他のツール > ショートカットを作成 > 「ウィンドウとして開く」にチェックを入れて作成
デスクトップにショートカットができるので、スタートアップフォルダに移動させます。

Edge

ページを開き、右上の「」からアプリ > このサイトをアプリとしてインストール > インストール > 「デバイスログイン時の自動開始」にのみチェックを入れて許可
これでスタートアップフォルダにショートカットが自動生成されます。

この方法だとWebページがブラウザから独立したアプリのように開きます。
個人的にGoogleカレンダーはこの方法でアプリ化し、ブラウザとは別に自動で開くようにしています。

方法3. ブラウザの起動時設定でページを指定する

  • Chrome:右上の「」から設定 > 起動時 > 特定のページまたはページセットを開く
  • Edge:右上の「」から設定 > [スタート]、[ホーム]および[新規]タブ > Microsoft Edge の起動時 > これらのページを開く

これでブラウザ起動時に指定したページが表示されるようになります。
機能としては方法1.タブのピン留めとほぼ同じですが、こちらの方が少々手間がかかってしまいます。

方法4. ページのショートカットを作成する

ChromeでもEdgeでも、アドレスバー左の鍵マークからスタートアップフォルダにドラッグ&ドロップするとそのページへのショートカットが作成されます。
スタートアップフォルダに置きましょう。

ただしどちらのブラウザから作成しても、基本的に既定のブラウザで開かれることになるので注意が必要です。

その他:PowerShellを使う方法

PowerShellでファイルやアプリを開く命令を書き、作成したps1ファイルへのショートカットをスタートアップフォルダに置く、という方法もあります。
一例としてGitHubソースコードを置いておきます。

github.com

パスは実際に開きたいファイルやアプリのものに書き換えて使用してください。
またこのps1ファイルのショートカットを作成した後、ショートカットを右クリックからプロパティ > ショートカットタブ > リンク先 の先頭に「powershell.exe 」を付けてから、このショートカットをスタートアップフォルダに置く必要があります。
(ps1ファイルの普通のショートカットだと、起動時にps1ファイルが実行されずメモ帳などで開くだけになってしまうため。)

利点として、<# #>で囲ってコメントアウトするだけで有効/無効を切り替えることができます。

まとめ

スタートアップフォルダにショートカットを置く方法が簡単でおすすめです。
これにブラウザの機能であるタブのピン留めおよびアプリケーション化を組み合わせることで、毎日のPC起動時の操作をかなり減らすことができます。
私は以前これまで紹介した方法のほぼすべてを併用していましたが、いろいろ試した結果、上記2つの組み合わせだけで十分という結論に至りました。